VAPEBOOKMARK

٩(。•ω•。)وケツを蒸気責めだー!:電子タバコ(VAPE)のブログです

【TCR】TCRで温度管理の仕組みを理解したい

昔からODAとがGDPとかのアルファベット3文字系が苦手なアタクシですから

 

TCRモード搭載!

 

とか言われても

 

( ・ํω・ํ)「TDRとTRDなら知ってるけどおまえなんぞ知らん!」

 

とガン無視していたりしました。

ただおもにSS316でコイルを巻く以上は、TCRは避けて通れない道のように思えてきたので、頑張ってお勉強してみました。

 

 

 

〈サルでもネコでもアタクシでもわかる『TCR』とは?〉

 

 

小数点以下がずらーっと並ぶ数字で、見ているだけで頭がどうにかなりそうですが、この数字は

 

温度が1℃上がった時に抵抗値が何%上がるかを表しています。

 

例1

SS316〈TCR0.00088

元々の抵抗値が0.5Ωだった場合、1℃上がると0.50044Ωになる。

100℃上がった場合は0.544Ω。

 

例2

Ni200〈TCR0.00600

元々の抵抗値が0.5Ωだった場合、1℃上がると

0.503Ωになる。

100℃上がった場合は0.8Ω。

 

 

下線が引いてあるので気づくと思いますが、SS316とNi200のTCR値はゼロの数が違います

SS316の方が値が小さいということは、温度が上がっても抵抗値の上昇が小さいことを表しています。

 

電子タバコ(VAPE)での温度管理は

 

(。・ω・。)「ん?室温20℃で0.5Ωだったけど、今は0.8Ωだから・・120℃だっ!(Ni200の場合)」

 

という計算をMODの基盤がしてくれることで成り立っています。

 

_( ´ ω `_)⌒)_「え・・0.5Ωが0.54Ω?まあ多少は温度上がってるんじゃね?90℃くらい?よくわかんねー(SS316の場合)」

 

TCR値が小さいと、抵抗値センサーにも高精度が求められます。アトマイザーとセットで5千円のMODにそれを求めるのは酷かもしれません。

代表的なワイヤーではNi200がTCR0.006と先ほど書いた通り。Tiがその約半分。SS316についてはNi200の約7分の1の値です

SS316のTCR値だけやたら低いのが分かります。

 

よくMODのレビューなどで見られるSS316ワイヤーの温度管理だけ微妙・・というフレーズですが、理由はこういうことのようです。

そもそもNiもTiも簡単なプリセットモードで温度管理しようというのが結構ハードル高いわけです。

抵抗値と温度の関係も、組成が均一な素材で何度も計測して導き出した法則でしょうが、RBA用のワイヤーってそんなに丁寧に扱ってません。太さの均一さだけでなく構造、それに手垢や皮脂なんかもついてるし、計測結果と同じ値が出ると思うほうがおかしいw

 

 

※ちなみにメジャーなワイヤー素材でありながら温度管理は出来ないと言われているカンタル線のTCR値は、ただでさえ低いSS316の約300分の1しかありません。科学技術の進歩を待つしかない値ですね。現状は絶望的です。

 

 

 

(๑•∀•๑)「カンタルはおいといて、TCR値の低いSS316でも簡単な設定で温度管理させたいよねー」

 

ということで電子タバコ(VAPE)業界が知恵を絞って実装した機能が

 

TCRモード」

 

もうそのまんま。

 

さまざまな要因で計測結果と違う値が出てしまうなら、いっそのこと、その微調整をユーザーに任せてしまおう、というぶっちゃけ丸投げ設定が、このTCRモードです。

 

ただ、ユーザーにとってみれば

 

「これってTCR値さえわかれば、ほぼどんなワイヤーだって温度管理できるってことじゃん!」

「こういう細かい設定を待ってました、やるじゃん、わかってるじゃん!」

 

好意的に受け入れられ、どんどん他メーカーの最新機種にも装備されていったのです。

 

 

 

設定について

 

TCRモード搭載機種にはM1、M2などの「?」なモードがあると思います。

これ、TCR用のモードです。M1~3まであれば、3つの値をあらかじめ設定できます。

各機種ごとに設定のしかたに違いはありますが、TCR値の入力は

 

SS316〈TCR0.00088〉この3桁

もしくは

SS316〈TCR0.00088〉この4桁

にて入力します。

 

ゼロ0ばっかり入力してもしょうがないので、こういう方法になったのでしょうね。

 

 

E-Cigarette Forumより超代表的素材のTCR値と前述の4桁数字をここに記しておきます。

 

Ni200〈0600〉

Ti グレード1〈0366〉

Ti グレード2〈0350〉

SS304〈0102〉

SS316〈0088〉

 

 

数値を入力したら、まずは吸ってみることをおすすめします。特にSSは最初からばっちり、なんてことは少ないので、何かしっくりこないな、と感じたら再度設定です。

 

※M1、M2、M3にそれぞれ違う数値を入れておき、次々切り替えて様子を見るのが楽です。

 

 

微調整について

 

TCR値は温度1℃あたり抵抗値がどれだけ上がるか、という数値です。

なーんにも無ければ計測値そのままなのでしょうが、いろいろな要因(よくわからない)で、実際はもっと抵抗値は上がったりする場合が多いです。

 

※MODによっては、抵抗値の大幅な変化を察知して「アトマイザー変えた?」と聞いてくる場合があります。変えてないのに聞かれた場合は、想定外に抵抗値が上がった証拠でしょうね。

 

なのでTCR値は実際の使用状況に応じて、やや上げてみるというのが、一般的な微調整の方法です。ただし元々小数点以下の言わば「円周率だったら覚えなくても良いくらい」の値ですから

 

(。 ー`ωー´)「よし、まずは1だけ上げよう」

 

みたいな感覚ですと日が暮れます。5から始まり20くらいの範囲内でシュパッと変えてやりましょう。

 

 

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

とっつきにくさ最大の「TCR」。少しわかったような気がしません?

TCRモードの最大のメリットは

 

多くの素材のワイヤーを温度管理で使えること

 

に尽きると思います。

慣れると設定はちょちょいのちょいなので、Ni、Ti,SSの温度管理に慣れて、それに物足りなさを感じた方は、ぜひやってみてくださいね。